社会科見学2つめは「最高裁判所」です。希望日の2週間前から前日までに電話をかけて、受け付け完了です。国立印刷局に比べると簡単でした。集合場所は最高裁の南門です。正門もありますが、そちらは立ち入り禁止です。今回は見学ツアー(空の裁判所を職員の案内で見て回る)に参加しましたが、傍聴の場合も南門に集合します。南門に少し早めに到着し、守衛さんに、
僕
「今日見学の予約を入れている山登ですが。
守衛さん
「うかがっております。時間になるまで、ここでお待ちください。
数分後、他の見学客と共に中に入りました。中では今日の案内役の広報課の若い男性が迎えてくれました。
広報課のお兄さん
「ではまず、貴重品と筆記用具以外の荷物をロッカーに入れて下さい。携帯電話も電源を切って入れて下さい。
さすが最高裁。徹底しています。
最初は来客用の部屋でビデオを見ました。内容は、裁判所の種類、刑事と民事の違い、平成21年5月までに始まる裁判員制度について、などでした。
このあとは、いよいよ中を見て周ります。正面入口と大法廷の間に「大ホール」と呼ばれる広い空間があります。
お兄さん
「ここの使い道は特に決められていません。法律でも規定がありません。なので使い道として、裁判官が70歳の定年で退官する際、ここでセレモニーが行われています。
次は大法廷です。
お兄さん
「大法廷では最高裁の全裁判官(最高裁長官1名+最高裁判事14名)15名が一堂に会します。
「この他に小法廷が3つあり、15名はこの3つのどれかに所属しています。
「最初は5名の裁判官から成る、小法廷で審理され、15名全員での審理が必要と判断した場合に、大法廷に移されます。
「大法廷での審理は、平成17年5回、18年4回、今年は少なくて2回の見通しになりそうです。
大法廷は、法廷というより、オペラか何かの劇場のようでした。他の裁判所と造りが全然違います。例えば、傍聴席の右端と左端は新聞記者席で机とライトが設置されています。あと、証言台と被告人の座る場所が見当たりません。
お兄さん
「何か質問はございますか?
僕
「あの~、被告人はドコに座るんでしょうか?
お兄さん
「なるほど。実はですね、最高裁は「法律審」。他の裁判所を「事実審」と言いまして、事実審は(犯罪の事実などが)あったか・なかったか。法律審はその事実が、憲法・法律に違反するか・しないかだけを審理します。事実は調べません。ですので、証言台もありませんし、被告人の出頭の権利もありません。
おお。何かカルチャーショック!何も知りませんでした。事件の当事者が参加できないなんて!一体どんな風に裁判は進んで行くんやろ?次回東京に来ることがあれば是非、傍聴してみたいです。
<次回、9月19日更新!>
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